会社が目指すゴールとは
本日、社員に会社が目指すゴールについて問われました。それが社員の仕事への気持ちや取組み方などにも関係する気がしますので、独り言のように投稿しようと思います。
実は、私自身、最近とても急いで色々な仕事を進めていたため、社員から「目指すゴール」を聞かれた次第です。どこに向かうのかをふと考えなおす時間になりました。急いでいた理由としては、僕自身が子供もできて、以前の独身の時のように仕事に時間が割けなくなってきたことが原因です。今まで行ってきていたペースで会社を進化させることができないジレンマを感じていたのだと思います。
自分の中で明確な「目指すゴール」は「定年退職といわれる65歳」の時に尽くしてくれる従業員のみなと商売を続けて居られることがゴールです。これは明確な目標として昔から心の中にありました。
そして次の世代にもしやりたい身内や従業員がいれば、その座を渡すことが目標です。誰かが商売をやりたい場合、その選択肢としてフレンドが存在できることの重要性を私自身も経験として感じたためです。なので私は父に感謝もしています。そのような存在に僕もなりたいと思っています。これが僕の「目指すゴール」です。
その次の世代の可能性は自身の子供だけでなく、妹の子供、従業員、にも視野を持っています。もしやりたい人間がいて、実力や熱量が適正に感じたらお願いしたいとも思っています。例えば自分たちが熱量を込めて作ってきたブランドが次の世代でさらに飛躍してくれたりしたら、とても素敵だなとも思っています。またM&A(会社同士の吸収合併)の道もあると思いますが、なるべく自然に繋ぎたい想いがあります。
多くの会社のゴールは上場を目指したり、売り上げ●億円などあると思いますが、僕は一切そのようなことがゴールだとは思いません。例えば事業を大きくして100億円企業になろうが、そこに達するまでの期間が自身も従業員の方も辛いものであれば、それは成功ではないと言い切れます。
今期は、見込みですが6億4千万円ほど売り上げがあがりましたので近々、10億円の壁が見えてきました。10億円はちょっとした目標として僕の中にありましたが、別に達成しなくても何にも問題はありません。その時の社内の状況などが正しいものでなければ意味がないものだからです。
なので従業員の方には「大した目標がない会社」として捉えて頂くのがぴったりかもしれません。そんな会社大丈夫とも思われるかもしれませんが、「実はそれがこの会社の良いところかも」と思ってもらえるようにしていきたいと思います。
今、僕は人生の短さを38歳にしてとても感じています。きっと65歳の定年まであっという間で短いだろうなと思います。そんな65歳の時に想い出として、どんなことが残るか、そんな思い出を従業員さんと作れるかを楽しみにこれからも頑張っていきます。